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妻有 [心景]





 2012 越後妻有「大地の芸術祭」の記憶 その四




A8月6日 16.JPG
〔01〕


なにやら楽しい予感があります。












A8月6日 17.JPG
〔02〕


閉校になった小学校。
鉄筋コンクリート造三階建ての南側壁面には、
大きな布地に描かれた大きなモグラが居ます。












A8月6日 19.JPG
〔03〕


そこへ向かう者を、
遠くからもそのモグラが出迎えていてくれます。












B9月8日 19.JPG
〔04〕


玄関に辿りつきました。
「もぐらの館」で入口です。
ここを潜って入ります。
モグラの巣穴に入る感覚です。












B9月8日 20.JPG
〔05〕


土を踏みしめます。

此処は「土」を主題に表現している場所なのです。












B9月8日 21.JPG
〔06〕


振り返って外界を眺めた後、
モグラの館に潜入します。












A8月6日 21.JPG
〔07〕


階段を登り、
作品展示のある二階へ上ります。
その廊下端のガラス窓にあった火の見やぐらが描かれていました。












B9月8日 22.JPG
〔08〕


こちらには懐かしい日本の農村風景が描かれています。
他にもたくさん描かれていましたが、
どうやらここ妻有で出会うことの出来る風景が描かれているようです。












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〔09〕


この窓ガラスの画は、
みな「土」で描かれています。












A8月6日 22.JPG
〔10〕


古びた床に、
その画の影を落とします。












A8月6日 08.JPG
〔11〕


別の教室へ。
陽射しが溢れる南側の窓には、
暗幕が張ってありました。












B9月8日 25.JPG
〔12〕


開け放たれた窓からは、
時折熱を帯びた風が吹き込みます。












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〔13〕


風が吹く度に、
その暗幕の裾が揺れ動きます。












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〔14〕


その風に揺れ動く裾から漏れる光景に心を惹かれました。












B9月8日 24.JPG
〔15〕


床に映る光と影。

夏の強い陽射しが劣化した布を、
突き抜けます。












A8月6日 14.JPG
〔16〕


このような展示作品とは関係のない物を、
ひたすら撮り続けました。












A8月6日 24.JPG
〔17〕


別の教室には、
また、別の空間が広がっていました。

これは何なのかと考えさせられる楽しみ。












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〔18〕


覗きこんで見るという楽しみ。

解する必要はありません。












A8月6日 04.JPG
〔19〕


失礼ながら、
作品に心を惹かれるのではなく、
作品を照らす照明器具の並びに心を惹かれました。












A8月6日 05.JPG
〔20〕


此処でも好きなものをたくさん撮りました。












A8月6日 06.JPG
〔21〕


こうした光や画には、
嗅覚が働くというか、
習性として写真を撮っています。












A8月6日 10.JPG
〔22〕


気に入りの構図を探し求めて試行錯誤。
何を撮っているのかと怪訝な他人の視線を感じる。












A8月6日 13.JPG
〔23〕


並んだランプの数ほど写真を撮りました。












A8月6日 26.JPG
〔24〕


二階から三階へ通ずる階段の壁には、
表面が波打つガラスブロックが嵌め込まれ、
夏の陽射しに輝いていました。












B9月8日 26.JPG
〔25〕


強い輝きの向こうにある青色に、
夏の陽射しも少しだけ冷やかに感じました。












B9月8日 27.JPG
〔26〕


作品を鑑賞し、
帰り際に一階へ降りる階段。
此処は光が遮られていて、
その暗い空間にプロジェクターの光が投じられていました。












B9月8日 28.JPG
〔27〕


この日、
此処にいた自分の影を、
壁に映して楽しみました。



(平成二十四年)九月八日(土) 撮影



古い鉄筋コンクリート造校舎を使っての展示。
様々な発想がそこにはあって、
随分楽しむことが出来ます。
廃校という空間を使った展示は、
ここ妻有での個性で気に入っています。


作者の想いに感応していないと思うのですが、
この「もぐらの館」も楽しい空間でした。
そう感じる場所に一人で訪れたのが幸運でした。
自分の好きなように、
自由気ままにたくさん写真を撮りました。











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妻有 [心景]





 2012 越後妻有「大地の芸術祭」の記憶 その三




A8月6日 27.JPG
〔01〕


建物の外壁です。
空間構成も、
設えも質素というか簡素。
どうしてそうなったのかと自分なりに考えると、
様々な事情が浮かび上がってしまい、
純粋に芸術の事を考える支障となってしまいます。

どのような事情であれ、
目の前にした物体に、
一度興味を持てば写真に撮ります。

縦と横に整然と組まれた格子。
ただそれだけですが、
そこに造られた空間から、
極私的に感応するひと時でした。












A8月6日 29.JPG
〔02〕


光と影。
写真だけではないのですね。
建築空間の中に生まれる光と影を見つけると、
何故だか幸せになります。












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〔03〕


ただひたすらに写真を撮ります。
自分が納得するまで。












A8月6日 28.JPG
〔04〕


まだまだ撮ります。












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〔05〕


執拗に。












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〔06〕


視線を建物から、
その空間の中にあるアートに転じます。



建築とアートの融合でしょうか。
正直に言うとその必然性は感じられなかったけれど、
それぞれの想いというか、
その熱は伝わってきて、
違和感を感じることはありません。

何かの意味があるのでしょうが、
残念ながら私はその意味を解することが出来ません。

解することなど必要なく、
見ていて楽しいかどうか、
ただそれだけの事です。












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〔07〕


眼の前のアートに接近。

周囲を削ぎ落とせばフォトジェニック。


そして露出は、

少々暗め。


私はこれ位の雰囲気が好みです。












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〔08〕


それでも少々露出を変えて、


少々明るめ。


これも悪くないと思う、
優柔不断な性格です。












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〔09〕


更に明るめ。


これもまた悪くない。


もう、どれが良いのか、
自分でもわかりません。

被写体も、
被写体も、
何が何なのか分からなくてもよいのです。


ただ何となく楽しい、
そう感じるだけで良いのです。
それが現代アートなのだと私的に感じています。












A8月6日 33.JPG
〔10〕


不思議なアートのある空間を抜けると、
その奥にもう一つの部屋が現れました。

天井がなく、
露わになった屋根の裏から何本ものテグスが引き込まれていて、
そのテグスが何箇所か、
集まって外壁を突き抜けています。












A8月6日 34.JPG
〔11〕


これもまた何だかわかりません。

全く解することが出来ません

それでも心惹かれます。












A8月6日 35.JPG
〔12〕



解らずとも快感なり。












A8月6日 36.JPG
〔13〕


様々な方向に走る。






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〔14〕


近付けば、
力強く。

楽器の弦を想う。












A8月6日 39.JPG
〔15〕


背景の格子と共演。













A8月6日 40.JPG
〔16〕


様々な方向を目指しても、
何故だか乱れては居らず。












A8月6日 33.JPG
〔17〕

此処でもまた、
ただひたすらに撮りました。

オートフォーカスでは思う場所にピントが合わず、
かといって、
マニュアルフォーカスでピントを合わせてようとしても、
どこにピントが合っているのかが、
ファインダーを凝視してもわかりません。



    *



私の仕事とは切り離すことの出来ない感覚が、
この空間にありまして、
思い返せば、
この後過酷な状況に落ち行ったことを思い出します。
苦い思いも時が経てば薄れます。
佳境のどん底にいた時に持ち和すことの出来なかった苦い思い出も、
時が過ぎれば薄く掠れていきます>



(平成24年)九月八日(土) 撮影











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妻有 [心景]





 2012 越後妻有「大地の芸術祭」の記憶 その二




B9月8日 01.JPG
〔01〕



此処で迎えててくれたのは、
カラフルな色に塗られた雪囲いの板でした。
消火栓を雪から守る小さな小屋の前面を覆うその板を、
一枚一枚、ビビッド色のなペンキで塗ったもの、
ただそれだけの発想で、
一瞬、自分でも出来そうな気がするが、
実際に行動に移すことが出来るかどうか、
その紙一重の境界には大きな壁があることはわかっています。












B9月8日 39.JPG
〔02〕


「アジア写真映像館」という企画。
さぞやアジアの写真がたくさん詰まっているのだろうと期待しながら
この嘗て小学校だった校舎に足を踏み入れます。

三年前にもこの校舎を訪れています。
作品の記憶はかなり薄れていますが、
自分が撮影した写真のことはと、
現代アートの大きな力を感じたことをよく覚えています。

上手く言葉で表現することが出来ませんが、
何かしらの「力」が甦ってきます。

現代アートにまだ慣れ親しんでいない私に、
大きな衝撃を与えてくれました。












B9月8日 02.JPG
〔03〕


そのカラフルな雪囲い板は、
校舎の一階まどにはすべて嵌め込まれていました。
夏の日差しは校舎の壁に反射して、
板の裏側まで十分回り込み、
その鮮やかな色を照らしていました。












B9月8日 03.JPG
〔05〕


色の連なりに意味はあるのか。
色の意味合いとか、
配列とか、
良くわかりませんが、
色々な事を考えてみます。

勿論、
答えを得ることなど出来ませんが。












B9月8日 04.JPG
〔06〕


順路に従って歩いていくと、
山間の小学校を想像させる控えめな大きさの体育館に辿り着きました。

体育館の天井から、
大きな写真が垂れ下がっていました。

少々写真は割愛していますが、
ここまでは隣国、
大陸の国の作家による作品のようです。












B9月8日 05.JPG
〔07〕


贅沢なカンバス。
贅沢な空間利用。












B9月8日 06.JPG
〔08〕


純粋にその写真の世界に入っていくことが出来ないのは、
私の素養です。












B9月8日 07.JPG
〔08〕


体育館の大空間から一転、
三階の教室へと、
順路にしたがって辿り着きました。


十分大きな写真ですが、
あの体育館での写真を観た後では、
随分控えめに見えてしまいます。












B9月8日 08.JPG
〔09〕


この嘗て小学校の教室であった空間によく合う構成だと感じました。














B9月8日 09.JPG
〔10〕



この日此処へは、
この写真を見るために行きました。

これらの作品は、
日本の写真家、
森山大道氏の写真です。



正直に言うと、
嘗ての小学校校舎を丸々使っての作品展示にしては、
多くの感応を受けることはありませんでした。

「アジアの写真」と謳いながら、
出展する写真家の数が少ないように思われました。

ちょっと肩透かしを食らったような













B9月8日 10.JPG
〔11〕


少々肩透かしを食らった感を抱きながらふと目にした写真。


予期せぬ、
思惑の違う写真に何故か心惹かれました。












B9月8日 11.JPG
〔12〕


それは、
この空間に良く合う写真でした。


色々と想像してしまいます。


写真の技術ではなく、
写真が持つ本質の一つを見た気がします。












B9月8日 12.JPG
〔13〕


様々な背景なども浮かび上がってきます。

あまりにもこの場所に合ってしまいます。

この場所での一番印象的な写真でした。












B9月8日 13.JPG
〔14〕


嘗て教室だった三階の窓から外を見れば、
何とも美しい景色が広がっていました。


この教室で、
繰り広げられた光景を勝手に想像しては、
我が小学校時代の思い出が浮かび上がり、
懐かしい気持ちで心がいっぱいになりました。


日本の都会や世界の先進国とは違う時間が、
こうした山村で織り成されてきたのです。


随分私も歳を取りました。
こうした感覚を抱く。
そのような歳になったのですね。












B9月8日 14.JPG
〔15〕


一種の憧れでもある写真家の写真を初めて見た帰り際、
展示されていた三階廊下の突き当たりに大きな鏡があり、
そこに立つ自分の姿が映っていました。


嘗ては多くの子供たちを映した鏡、
今は子供の姿を映すことなく、
子供の声が響くことの無いこの空間に、
この日此処を訪れた自分の姿が映っていました。



今年もこの鏡に自分の姿が映るでしょうか。
好きな空間なので、
作品とは関係なく、
きっと自分の姿を映すことになると思います。



    *


想いを上手く文章にまとめることが出来ません。
「時間切れ」。
推敲も放棄ます。
ブログ記事を先に進める為、
敢えて不完全でも更新いたします。











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妻有 [心景]





 2012 越後妻有「大地の芸術祭」の記憶 その一




B9月8日 16.JPG

〔01〕












A8月6日 02.JPG
〔02〕












A8月6日 01.JPG
〔03〕












A8月6日 03.JPG
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(平成二十四年)九月八日(土) 撮影



三年前の夏、
「越後妻有大地の芸術祭」を夏の炎天下に駆け巡りました。
その時に撮った写真を記事にすることなくずっと放置していましたが、
三年に一度の芸術祭を三ヶ月後に控え、
更新する機会をうしなっていまう機感を覚え記事することにした。



    *



前回の芸術祭には三度出掛けました。
平成の大合併により、
隣り合う市となった十日町市ですが、
地図上で隣り合わせになっただけで、
実際の距離は何も変わらず、
峠越えをして三度も通うのは、
それなりの「物好き」と言うしかありません。
何せ作品は広範囲に展示されているので、
興味のある作品だけを見て回っても、
一日では到底足りません。

現代アートに触れる機会を与えてくれたこの芸術祭、
見て回る作品の順序を決め、
効率よく自家用車で回る、
夏の陽を浴びながら車を走らせる。
汗をかきながら夏の匂いと風を感じながら、
この「夏の大地を駆け巡る」という感覚が私には爽快かつ快感です。


今年の夏も妻有の大地を駆け巡りたいと思っています。
五歳の娘にとっては二度目の芸術祭、
二歳の時には感じ取ることの出来なかった何かを、
感じ取って欲しいと思うと共に、
この大地の風や光も感じ取って欲しいと思っています。













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春寺 [寺景]





B 浄興寺12.JPG
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三月二十一日(土) 撮影



こちらの寺院にはここ一月ほどの間に、
四度足を運んで撮影しています。
春らしさを撮った写真は一枚もありませんが、
柔らかな春の光りに、
少し戸惑いながら撮影しました。



四季を通して一ヵ寺を撮る。
それらの写真をいつかひとつにまとめにする。
好きな神社仏閣の写真を撮り続け、
そこに何かしら浮かび上がる自分の姿、心情などを見てみたい。
そのような想いで神社仏閣に足を運びこのような写真を撮っています。












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