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川越 [旅景]





   川越  その九




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 昼食前、
 川越でも有名な観光処「時の鐘」前の道で、
 ビールを美味そうに飲みながら歩いている観光客とすれ違う。
 何とも美味そうに見える光景、
 頭の中が狂っていく瞬間。


 川越に来る一週間前、
 急性腸炎が発症する数日前からひどい下痢に悩まされ、
 何とかこの川越への旅までには下痢を治そうと、
 酒や冷たい物を飲むのを控えていた。
 酒の中でもビールを一番好む者にとって、
 暑い日の夜に冷たいビールを飲むことを我慢するのが、
 何とも苦痛であったが、
 旅先で親しみのある同行者と旨い物を食べ酒を飲むという楽しみがあるからこそ、
 我慢重ね旅立ったが、
 残念ながら完全に下痢は治らず、
 旅先においても一触即発の状態で、
 少し気を緩めれば下痢をする、
 そんな状態だった。

 しかし、
 川越では薄曇りで気温は高かった。
 快晴ならばもっと写真に集中していたかもしれない。
 どちらかと言うと思うように写真を撮ることが出来ていなかったので、
 写真に対する集中力が落ち、
 朝から二時間ほど歩いていたので喉も渇いていた。
 観光名所「時の鐘」の前を歩いても何の感情も沸いてこない、
 やや虚ろな頭でそのままやり過ごすと、
 右手に一軒の酒屋が目に止まった。
 照明も疎らな古い店の中は、
 外の明るさが馴染んだ目には留まる物など無いと思われたが、
 ビールサーバーの銀色の躯体が目に留まった。
 そこには「地ビールあります」と素朴な手書きの一枚の紙が貼られ、
 その光景に数秒視線が釘付けとなる。
 昼食までにはまだ時間がある、
 周辺を歩いたが腰を下ろして涼む場所が無かったように思われたので、
 一回はその誘惑を振り切り店先を通り過ぎる。
 しかし、その後頭の中はビールを飲むことでいっぱいになり、
 写真など落ち着いて撮ることが出来なくなり、
 再びその酒屋に自然と足が向いていた。
 腹具合が心配であったが、
 昨夜も酒量を抑え二次会を欠席し、
 早々とホテルに戻りシャワーを浴び、
 寝酒に買った缶ビールを飲むことなくすぐに眠りに落ち、
 腹具合もそれほど悪くなかったので、
 意を決して店に飛び込む。
 

 
 地ビール特有の個性豊かな味、
 深い味わいは病み上がりの喉には刺激が強かったが美味かった。
 しばしの間極楽気分。

 
 残念な事にこの店には腰を下ろす場所がない。
 一口摘むつまみなども無い。
 歩きながら飲むのは好きではないし、
 飲み干した後にプラスチックのコップを何処に処分すれば良いのか思いつかなかった。
 したがって店の軒を借りて立ちつくし、
 ただひたすら麦酒を飲む。
 ビールは美味いが、
 やはりそれ相応の美味いつまみがあってこそその味が更に引き立つと思うのだが、
 ここではその思いを叶える事は出来ない。
 ただ、ただビールを飲むだけであった。
 


 そして昼食、
 川越の地ビールには五種類あり、
 是非他のビールも試したいと、
 勢いに任せもう一杯ビールを飲む。
 私はしっかりとした味を好むが、
 二杯目に選んだビールもその期待を裏切ることのないしっかりとした味だった。
 ビールの快楽、
 脳みそが溶けていく。



 さて、
 昼食後はこんな訳ですっかり写真を撮る気持ちは無くなり、
 ただ呆然と同行者と歩いているだけ、
 写真は放棄していたが、
 それでも何か撮りたくなる性、
 そこで撮ったのが今日の写真、
 このような写真も川越という地に於いての旅の記録、
 自分としては貴重な記録であります。



 





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川越 [旅景]





   川越   その八




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〔01〕




 







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〔02〕



 

 旅先で当てもなく彷徨いたいと思うが、
 なかなか時間に余裕のある旅などなく、
 道草や遠回りなどすることなく、
 その場所の雰囲気など十分に感じ取ることが出来ないまま
 帰路に着くと言うのが現実です。

 気に入った土地があれば、
 その土地に何度か足を運ぶか、
 又はある期間そこに住み着き、
 五感を十分に働かせ写真などを撮ることができたなら、
 それこそ思い通りの写真を撮ることが出来るよな期待を抱いているが、
 さて、その場所を何処にするかと考えるならば、
 強烈に我が心を惹き付ける土地があるわけでもないので、
 あそこもよかろう、
 こちらも気になるということで、
 実際にはどの土地も深く知り得ていないので、
 きっと見当違いの選択をしてしまうような気がしてなりません。

 それでも旅の楽しさは自分なりに理解しているつもりです。
 初めて出会うその景色、光景に、
 自分が持ち合わせた感覚で見るという醍醐味、
 そこで撮った写真には、
 何ら変わりのない自分があるのですが、
 そこに自分を見いだせる写真を築き上げる事が出来るのであれば、
 それは本懐を遂げると言うことでもあると思うのです。
 







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川越 [旅景]





   川越  その七



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 自分に取っても異質な写真が続きます。
 
 日頃被写体とは成り難い動物たちの写真です。
 あまり取る機会のない動物たちの写真、
 写真の出来はどうでも良くて、
 撮った事は事実、
 そうした心境を記憶に留めるべく写真です。

 川越シリーズでは、
 撮影後の編集などを出来るだけ避け、
 撮影順に記事にするよう心掛け、
 実際にこれまで撮影順に記事にしてきました。
 嘘偽りない我が旅の記憶を、
 一緒にご覧頂きたいと思います。



    *



 今月いっぱいは川越の写真が続きます。
 その後記事にする写真がないため、
 小出しにして繋いでいます。
 久し振りに毎日の更新で頑張っています。、



 







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川越 [旅景]





   川越  その六




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 植物や動物の写真が苦手な私ですが、
 川越では珍しく猫の写真を撮ることが出来ました。
 猫との距離環は相当あるのですが、
 コンパクトデジタルの二百ミリ望遠で撮りました。
 旅先ではこうした思いもよらぬ遭遇に巡り会う、
 その楽しみこそ旅の醍醐味です。












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川越 [旅景]




    川越   その五



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〔01〕













川越09.jpg
〔02〕



 本日の被写体は川越を象徴する物を捉えましたが、
 その被写体の一分を切り取った写真なので、
 一体何を撮ったのか分からないかといらっしゃると思います。
 何を撮ったのか分からなくても、
 その描写から何かを感じ取ることが出来る、
 そうした写真を撮りたいと考えています。

 目にした光景、
 何かを感じる空間、
 そこに佇む空気、
 そのような写真を撮り続けたいと思っています。




    *




 今朝、新聞の片隅に小さな記事を見付けました。
 コダクロームの生産が終わったとう記事、
 いよいよ本当の別れを向かえました。
 私のフィルム写真生活の半分はコダクロームでの撮影でした。
 どのような手立てを用いても、
 このフィルムを使うことが出来なくなったという現実。
 素人でありながらもフィルム時代は好んで使っていたフィルム故、
 哀惜の念は絶えることがありません。










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川越 [旅景]




   川越  その四



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 写真に対する体力、気力が充実していない表れ、
 ファインダーへの集中力が欠けている。
 例えば、
 手前のボケ具合への気配りが足りない。

 昔はもっとファインダーの隅々までしっかりと見ていたような気がする。
 特に望遠レンズではピントを合わせる被写体以上に、
 背景などのボケ具合に気を配りながら写真を撮っていた。
 そうした緻密な撮影をいつから何処に置いてきてしまったのだろうか。
 
 










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川越 [旅景]




    川越  その三



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 実は川越がどのような土地なのかよく分からないまま、
 川越に行ってきました。
 頭の中で思い描く町の姿は微かで、
 具体的な知識や情報はほとんど無かったのが事実です。
 それでも自分なりの写真を撮ることが出来ると高を括っていましたが、
 現実はそれほど甘くなく、
 川越という町の風情や匂いなどを感じ取る事が出来ませんでした。
 私の川越シリーズに期待を頂いた方には申し訳ありませんが、
 これが現実です。
 
 拙い写真を記事にするしか仕方のない今の私、
 川越で撮った写真を羅列するしか仕方がありません。
 ですから根菜川越で撮った写真を撮影順に、
 つまり旅先での足跡を一緒に体感していただくという、
 目的に頼るしかありません。
 ご覧頂く皆様には繋がりのない写真で観にくいと思いますが、
 こうした事情を察して頂きたいと思います。 

 







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川越 [社景]




   川越  その二



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〔01〕












川越03.jpg
〔02〕



 この川越シリーズでは、
 川越らしさは登場いたしません。
 川越らしさを撮る事が出来ませんでした。
 川越で撮った写真をしばらくお送りいたします。
 

 それにしても、
 ソネブロの重さには付いていくことが出来ません。
 ソネブロに関わることで貴重な時間が失われて行きます。
 そろそろ我慢の限界を感じます。











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川越 [旅景]




    川越  その一



 空間に存在する光、
 どうでも良い物体が、
 光を得て主張する。
 こうした空間を撮る事、
 私にとっては貴重な写真です。


 言葉にして説明するのが難しい、
 かといって直接話して説明するのも難しい。
 いつも訪れていただいている方なら、
 長い付き合いの中から、
 何か感じていただけると幸いです。 




川越01.jpg



 今日から川越シリーズを始めるのですが、
 ご期待いただく写真は登場しないと思います。
 つまり、
 川越らしい写真を撮ることが出来ませんでした。
 原因、
 全ては自分に起因していると思います。
 それでもブログを更新するには写真が必要なので、
 今日から細々と数回に掛けて川越で撮った写真を記事にしていきます。
 どのように見て、
 どのように感じるかは皆様にお任せいたします。
 私はただ、
 川越の記事で一週間ほどブログを更新させたいと考えています。














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旅愁 [旅景]





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鉄博25.jpg
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 駅でこうした写真を撮ることが出来たなら、
 どれほど素晴らしいか図り知ることが出来ない。


 心で感じる旅愁を撮ってみたいと思う。












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